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2012年4月

2012年4月19日 (木)

母のローマ字学習・・・・・・・冬の思い出(二月 五十嵐記)

母のローマ字学習・・・・・・・冬の思い出(二月 五十嵐記)

雪の新潟は大雪でもう屋根の雪おろしは5回目です。雪おろし作業は私の中学時代とたいして変わりません。農家のわが家の父は当時出稼ぎで不在、母はまだ若く、力仕事のできた母とコスキという木製のスコップで雪を少しずつ下ろした屋根の上を思いだしています。

当時、部屋には炬燵くらいしか、暖房器具はなかった。「寒い」などと言えば叱られる。仕事で身体を動かせばすぐ暖かくなる。私は母に寒いなどと言ったことがない。

その母が84歳で亡くなってもう9年がたちました。母は小学校程度の学校教育しか受けていませんでしたが、息子の私から見て、頭はよかったとおもう。教育に見栄をはるような愚かさはなかった。子供を上級の学校へやり、自分が受けることのできなかった高等教育を自分の子供に代行させるようなことはしませんでした。

さすがの母ですが、ローマ字教育だけは別ものです。母はローマ字が読めなかったのです。どこでも、習う機会がなかった。NHKをエムエッチケーと生涯発音していました。戦後巷に増えてくるローマ字。しかし、一体誰が正式に母にローマ字を教えるというのでしょう?

英語はもっとむずかしい。私が高校生の頃、グループサウンズが流行っていました。母は英語を習っているはずの私に質問したことがあります。例えばザ・ビートルズ、このザは一体どういう意味か。「それ」という意味だと答えたかも知れません。高校生にとっては難しい質問です。

母の密かな外国語学習の目標は26個のローマ字を覚えるということだったようです、外の世界に夢中の私は母に教えることもせず、母がこの目標に達したかどうかわかりません。

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